【ボート】田頭実が九州地区選を初制覇 来期B級陥落でも強気のまくりで決着
「九州地区選手権・G1」(21日、福岡)
12Rで優勝戦が行われ、6号艇ながらも3コースを奪取した田頭実(49)=福岡・58期・A1=が、コンマ02の会心スタート(S)から一気にまくって1着。九州地区選で初めて優勝した。G1は2016年4月のマスターズチャンピオン以来6回目、通算62回目の優勝を飾った。
ヒーローの田頭は「3コースになった時点で、勝つなら『これ』しかないと思っていた」と、まくりで勝てたことを強調。前期はフライング(F)2本持ちで、今期もF持ち。しかし、F3でG1(05年10月若松のダイヤモンドカップ)を優勝したことがある田頭は「自分の舟券を買ってくれるファンが自分に期待するのはS。負けてもいいから、この期待に応えたかった」と胸を張って語った。
今期は出走回数不足で来期のB級降格が決定的の田頭。それでも「自分らしい攻めるレースを続けたい」と締めくくった。