【中山記念展望】G1馬4頭が激突! リアルスティールがドバイ連覇にらみ始動
「中山記念・G2」(26日、中山競馬場)
今年もG1ホース4頭が激突する好カードとなった。
実力馬リアルスティールが、上々の態勢で始動戦に臨む。1週前追いは栗東CWで6F78秒9の猛時計をたたき出し、僚馬を6馬身ぶっちぎった。「まだ良化途上だけど順調に来ているね」と安藤助手。昨年(3着)と同じく、ここをステップに連覇がかかるドバイターフ・UAE・G1(3月25日・メイダン)へ向かう。恥ずかしい競馬はできない。なお、当初手綱を取る予定だったライアン・ムーア騎手が急きょ豪州で騎乗するため、戸崎圭太騎手と新コンビを組むことになった。
同じくドバイターフ参戦を予定する昨年の秋華賞馬ヴィブロス。4カ月半ぶりの実戦となるが調教の動きは鋭く、「背が伸びて大きくなっている」と友道師は休養効果を口にする。牡馬の一線級相手でも決め手は互角以上。こちらも結果を残して堂々と羽ばたきたい。
アンビシャスは昨年がドゥラメンテに首差の2着。続く大阪杯ではキタサンブラックを負かしたように、ポテンシャルは現役屈指の存在だろう。
2年前の覇者ヌーヴォレコルト、G1・3勝馬ロゴタイプは機動力が生きる舞台で躍動する。中山金杯Vを含め、中山で5勝を挙げるコース巧者のツクバアズマオーも不気味だ。