【東海S】グレンツェント快勝 砂の“最強世代”が重賞2勝目、鞍上も絶賛

 「東海S・G2」(22日、中京)

 勝負どころの直線半ば、馬群の外から1番人気の4歳馬グレンツェントが豪快に伸びてきた。内からモルトベーネも抜け出すが、ゴール前で差し切り、昨年のレパードS以来、重賞2勝目を挙げた。

 「最後まで余裕があったね。攻め馬に騎乗させてもらったが、オンとオフがはっきりした賢い馬」と初コンビの横山典は絶賛。レース展開についても「最初のコーナーでゴチャついてヒヤッとしたが、自由自在に動くことができた。若い馬でまだまだ良くなる」と笑顔を見せた。

 道中は中団を追走。「もうちょっと流れてくれると思ったが…」との鞍上の言葉通り、なかなかペースは上がらなかった。直線入り口では6番手。そこからゴーサインを出すと、しっかりと伸びた。

 加藤征師は「中山の坂をこなしているので、中京の坂は心配していなかった。外々を回る展開になったが、キャリアを積んで競馬が上手になってきたね」と満足げな表情を浮かべた。優先出走権を得たフェブラリーS(2月19日・東京)出走への明言は避けたが「体調を見ながらオーナーと相談して決めたい」。最強との呼び声の高い4歳世代。ダート界にも将来性豊かな大器が誕生した。

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