【競輪】元砂七夕美ブレない「自分に向いている走り方は分かってきた」

 新春から軽快に駆ける。競輪で2017年に飛躍を誓う選手をピックアップ。奈良勢からは昨年の悔しい一年から巻き返しを狙う元砂七夕美(21)=108期・A2=を紹介する。

 昨年の成果を聞くと表情は曇りがち。元砂が「1着を取って決勝に乗る」と掲げた目標は達成できずに終わったからだ。7月の夏場以降は決勝進出も増えたが上半期の決勝進出は2回のみ。予選は未勝利に終わり、大きな希望とは裏腹に苦しい一年を過ごした。

 「腰痛も出てしまったし、いい時と悪い時の差が激しい」と腰痛のケガは大きく成績に響いた。「まずは腰をケアしながら、一年を通してレースに出たい」と今年は欠場なくレースに臨むことが最優先課題だ。

 走り方にブレはない。「予選なら前を取って勝負したい。戦法のパターンはできたし、自分に向いている走り方は分かってきた」と前受けからの競走は変えずに磨いてきたスタイルで勝負を挑む。

 プライベートでは愛犬と遊ぶのを楽しみにする21歳。競輪場でユニホームを着ていても選手に見えないほど、まさにいまどきの女の子。成績が伴えばさらに人気が出ることは間違いない。「今は犬と遊ぶ以外に趣味がないけど、新しい車は欲しいです」とひそかな目標も抱き、今年こそブレークを目指す。

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