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【朝日杯FS】プラチナ王者の輝き

 ダノンプラチナ(左から4頭目)は差し切って朝日杯FSを制した(撮影・山口 登)
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 「朝日杯FS・G1」(21日、阪神)

 今週も、蛯名騎乗のディープ産駒が魅せた。今年から阪神芝マイルに舞台を移して争われた一戦。抜群の手応えをストレートに反映させたダノンプラチナが、直線で悠々と抜け出した。蛯名はショウナンアデラで制した先週の阪神JFに続き、2週連続で2歳G1をV。今秋G1で9戦全敗だった1番人気馬の連敗が止まった。2着は14番人気のアルマワイオリで、3番人気クラリティスカイが3着、良血馬アッシュゴールドは8着に敗れた。

 阪神マイルで今週もディープインパクト産駒が躍動した。父譲りの鋭い切れ味をいかんなく発揮。ダノンプラチナが3連勝で2歳牡馬王者に輝いた。

 熟練の手綱と言っていいだろう。蛯名はあえてスタート後にポジションを下げた。前日の雨の影響で馬場の内側が荒れ気味に。「ディープ産駒できれいなフットワークをする馬。馬場の悪いところを走らせたくなかった。前半は出して行かず、しまいを伸ばそうと思っていた」とプランを立てていた。狙いはズバリ的中。4角12番手から直線でメンバー最速の上がり3F35秒4の末脚を繰り出し、一気に突き抜けた。

 デビュー時から能力の高さは感じていたが、テンションの高さがネックに。常に折り合い面が鍵となっていたが、この日は違った。「スタッフが操縦しやすいように調整してくれた。おかげでレースでもうまく我慢が利いた」と、殊勲のヒーローは陣営の努力が実を結んだことを強調。1番人気馬が2歳重賞では22連敗中、今秋のG1もスプリンターズS以降9戦全敗と、嫌な記録が続いていただけに「ジンクスみたいにずっと言われていたので、途切れて良かったよ」と安どの表情を浮かべた。

 「ジョッキーがすごく冷静で、うまく乗ってくれた」と鞍上を称賛したのは国枝師。「この後はひと息入れる予定。クラシックへ向けて距離を延ばしていくことになるだろう」と来春に目を向けた。

 蛯名は単独トップとなる今年G1・4勝目、重賞11勝目。2歳牡牝の王者決定戦で連勝を決めただけに、来年のクラシックへ向けても夢が大いに広がる。「来週も頑張ります」-。有馬記念にはオーシャンブルーで参戦。年末の大一番でも、円熟の域に達した45歳の手綱さばきから目が離せない。

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