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【CC】タルマエ“4度目の正直”初V

 チャンピオンズCを制したホッコータルマエ(右)
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 「チャンピオンズC・G1」(7日、中京)

 “4度目の正直”でJRA・G1初制覇を飾った。昨年までのJCダートからレース名が変更され、舞台も阪神から中京へ移されて行われた暮れのダート頂上決戦。3年連続で参戦した2番人気のホッコータルマエが2番手追走から抜け出し、後続の追撃を振り切った。8番人気ナムラビクターが2着、3番人気ローマンレジェンドが3着。1番人気のコパノリッキーは前半から流れに乗れず12着に敗れた。

 待望の中央G1初Vを飾り、戦国ダート界の天下統一を果たした。新たな決戦の場となった桶狭間で、勝ちどきを上げたのは交流G1・5勝のホッコータルマエ。2年連続3着の無念を晴らし、待望のタイトルを手中にした。

 「やっと勝たせてあげられました。去年は勝ちたい気持ちが強過ぎて、勝てませんでしたから」。約4万5000人の大観衆を前にして、幸は喜びで全身を震わせた。「負けられないと思っていた」。2月のフェブラリーSでコパノリッキーが7枠の帽色オレンジの“ラッキーカラー”で勝ち、2着と後塵(こうじん)を拝した。やり返したい。勝利に貪欲なこだわりを持っていた鞍上は、オレンジの下着をはいてこの日の一戦に臨んでいた。

 「レースでは思ったより前に行けました」。1番人気のコパノリッキーが出遅れたこともあり“風水パワー”のおかげか、うれしい誤算で2番手に。理想的な展開のまま、ダートでは西日本最長を誇る410・7メートルの直線へ向かう。「本当に長かったです。必死でした」。過怠金5万円を科せられるほど、ムチを実に33発打ち込んだ。そのゲキに応えて、もうひと伸び。ナムラビクターの追撃を半馬身抑えて、悲願のゴールへ飛び込んだ。

 「亡くなった先代の矢部幸一オーナーのために」-。陣営は一丸となっていた。1年前、JCダートのレース4日前に他界。今年の夏、幸と西浦師は一緒に墓参りに行き、秋のG1制覇を誓った。3月のドバイWC16着後に腸炎に襲われ、夏にもトモの筋肉痛を発症。苦労の末に、つかんだVに、「本当にうれしい。これでいい報告ができます」と西浦師も込み上げるものを抑え切れなかった。

 次は東京大賞典(29日・大井)でG1・7勝目を狙う。「その後は昨年と同じく川崎記念、フェブラリーS、そしてドバイWCに行きたい」。西浦師が決意を新たにすれば、幸も「G1をもっともっと勝ちたい」と力強く宣言した。ようやく中央G1の勲章を手に入れ、名実ともに砂上の王者として君臨し続ける。

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