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【マイルCS】シャーク三度目の正直V

 マイルCSを制したダノンシャーク(手前)
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 「マイルCS・G1」(23日、京都)

 5度目のG1挑戦でついに栄冠をつかんだ。3年連続の参戦となった8番人気のダノンシャークが、激しいたたき合いを約5センチ差で制して初のビッグタイトルを獲得。1番人気で3着に敗れた昨年の雪辱を果たした。2着はフィエロで、今秋G1で旋風を巻き起こしている重賞未勝利馬による連勝記録は「5」でストップ。連覇を狙ったトーセンラーは4着に終わった。なお1、2、4、5着とディープインパクト産駒4頭が上位を占めた。

 約5センチが明暗を分けた。キャリア豊富な昨年の3着馬と重賞未勝利の上がり馬。ディープインパクト産駒の2頭がゴール板を目掛けて競り合う。接戦の末、最後はダノンシャークが激闘を制した。「満点です。思ったことを全部やってくれた。さすが岩田くん」。大久保龍師が前夜の夢で見た通りのレースだった。

 道中は中団で脚をためた。直線でフィエロが手応え良く抜け出す。岩田はその内側にあるわずかなスペースを見逃さなかった。「1頭分あるか、ないかの所。ひと脚はある馬なので。信じて追いました」。インに潜り込み、豪快なアクションで手綱をしごく。鼻面を並べたところがゴール板だった。「微妙だと思ったけど、ターフビジョンに(自分が)映っていたので勝ったかなと」。殊勲の鞍上はホッとした表情で振り返った。

 3年連続となるマイルCS参戦だった。一昨年が6着、1番人気に支持された昨年は3着。三度目の正直で戴冠を果たした。「スカッとしました。6歳ですし、年齢的にも最後のチャンスと思っていたので。“届け、届け”と言って机を叩いてました」。07年菊花賞(アサクサキングス)以来、2度目のG1勝利にトレーナーは目尻を下げた。

 英断だった。昨年の富士Sから約1年間、好位で運んではじけない形が続いた。レース運びがうまくなる一方で破壊力を失いつつあった。「先頭に立って目標にされる。負けるパターンがはっきりしていたので、昔の形に戻したい」。勝つにはこれしかない-。そう信じ、岩田に中団待機の指示を出した。

 香港マイル(12月14日・シャティン)に登録済み。ただ、指揮官は「香港も選択肢にはあるけど中2週なので。様子を見てから」と話すにとどめた。ようやく手にしたマイル王の座。そう簡単には譲らない。

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