【競輪】男子1位・石塚輪太郎父子鷹だ

 未来のトップレーサーを目指し、静岡県伊豆市にある日本競輪学校(滝沢正光校長)では男子105期生36人、女子106期生(ガールズ3期生)20人が日々の鍛錬を積んでいる。56人の中から注目の生徒をピックアップ。男子No.1の石塚輪太郎(19)=和歌山=を紹介する。

 石塚輪太郎の父はA級3班の正浩(47)。競輪選手になることを宿命づけられた名前だが、中学時代は“帰宅部”で、和歌山県立那賀高では陸上部で砲丸投げに没頭した。自転車の競技経験は皆無だったが、進路を決める段階で競輪学校の受験を決意するも不合格。大学進学に目標を切り替えて浪人したが、中途半端で終わるのが嫌で再アタックして合格にこぎつけた。

 「それまで競輪の話をしたことはなかったけど、再受験までの5カ月間は自分の練習時間を削ってバイク誘導をしてくれた」と父に感謝。5月の試走記録会では200、400、1000メートルで1位になるなど、素質を一気に開花させている。

 目標は同じ和歌山の先輩で、デイリーのロゴを胸につけて走る稲毛健太(S級2班)。「ナショナルチームと競輪を両立させる選手になりたい。デビューしたらお父さんを後ろにつけて走りたいですね」。父子鷹を目指し、練習に明け暮れる。

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