【小倉記念】ダコール重賞初Vへ万全
「小倉記念・G3」(4日、小倉)
重賞初制覇に向けて態勢は整った。ダコールは31日、栗東坂路で4F54秒2‐38秒5‐12秒6。全体時計としては目を引くものではないが、しまいをきっちりと伸ばして状態の良さをアピールした。中竹師は「キビキビとした、いい動きでした。(放牧先の)大山ヒルズでもしっかりと調教をやっていたし、前走ぐらいの状態で出せると思います」と満足げな笑みを浮かべた。
2番人気に推された前走の七夕賞は、大外を猛然と追い上げたものの5着。「良馬場発表だったけど、雨の影響でスピードがまともに殺される馬場だったからね…」と振り返る。小倉の芝は、3走前の小倉大賞典2着を含めて〈2・2・0・0〉と完全連対。相性のいい舞台で反撃といきたいところだ。
「コースの広い狭いは関係がないが、小倉の野芝が合っているんでしょうね。今回もチャンスはあると思う。馬場状態さえ良ければ、重賞Vに近づけるのでは」と指揮官は腕まくり。持ち前の鋭脚を発揮し、無冠返上を成し遂げる。