９月４日に放送がスタートする令和仮面ライダー第４作「仮面ライダーギーツ」（テレビ朝日系、毎週日曜午前９時）の制作発表配信が７日、ユーチューブなどで行われ、主要登場人物のキャストが発表された。仮面ライダーギーツに変身する主人公・浮世英寿（うきよえーす）役を簡秀吉（かん・ひでよし＝１９）が務める。

　仮面ライダータイクーンに変身する桜井景和役に佐藤瑠雅（２１）、仮面ライダーナーゴに変身する鞍馬祢音役に星乃夢奈（１７）、仮面ライダーバッファに変身する吾妻道長役に杢代和人（１８）、ゲームナビゲーターのツムリ役に青島心（２３）、サロンのコンシェルジュ・ギロリ役は忍成修吾（４１）と発表された。また、脚本の高橋悠也氏はメインキャラクターの途中脱落を示唆し、出演者に発破を掛けた。

　仮面ライダーが多数登場し、生き残りゲームでスタイリッシュに暴れまくる人気シリーズ最新作。出自も目的も不明な謎の敵・ジャマトの脅威から街の平和を守るためのゲーム・デザイアグランプリが行われている世界を舞台に、参加者それぞれが仮面ライダーに変身し、敵を倒し、人々を救うことで得られるスコアを競う。ゲームの勝者には“理想の世界をかなえる権利”が与えられる。

　作中の衣装で登場した出演者は、演じる登場人物、変身するライダーについて意気揚々と語った。

　タキシード姿の簡秀吉は“不敗の男”浮世英寿について「とにかく強くてトリッキーな天才肌ですが、根本には優しさがある。何を考えているのか分からなくて、時間はかかりましたが少しずつつかんできています」と語った。白いキツネをモチーフとした仮面ライダーギーツを「下半身にバイクのマフラーみたいなものがあることや、ベルトのバックルを逆さにすると上半身と下半身の装具が入れ替わるのがカッコイイですね。変身音もカッコイイ」と笑顔を見せた。

　佐藤瑠雅は就活大学生の桜井景和を「たぬきそばが大好きで、ライダーもたぬきがモチーフ。何事もまっすぐで、常に他人のことを考えています。この中では一番ヒーローっぽいのかな。かわいい景和くんを愛してください」と紹介。緑のたぬきをモチーフにした仮面ライダータイクーンを「作中でいきなりライダーに変身してしまい、まだ何をしていいか分からず強くはないですが、成長を見ていただけたら。タイクーンは顔がカッコイイんですよ。そして全体的にかわいいと思います」とアピールした。

　星乃夢奈はセレブなインフルエンサー・鞍馬祢音を「元気で明るいけど秘密を抱えています。登録者２００万人のインフルエンサー、お金持ちで大事に育てられたのに一般人になりたい、家出したいという変わった夢を持っています。やるって決めたらとことんやるけれど、お嬢様感があるキャラクターは第１話から全開しています」と楽しそうに語った。猫がモチーフの仮面ライダーナーゴを「セレブ感なのか全体的にゴールドで、変身しても祢音ちゃんの個性が受け継がれていてかわいい」とお気に入りの様子だった。

　杢代和人は野心家な吾妻道長を「ぶっきらぼうで一匹狼ですけど、人情家で仲間思いな熱い男です。無口でクールですけど、ちょとおせっかいなところが、かわいいと思ってしまう。ギーツとはバチバチのライバル関係なので、作品を通してバチバチ感を見せたい。熱い男の道長を注目してもらえれば」と明かした。バッファローがモチーフの仮面ライダーバッファを「角がかっこいい。メインバックルがゾンビで、左腕の爪が長いところ、チェンソーを使った戦闘シーンがド派手でカッコイイ。戦闘スタイルが定まっていないのも良くて、アクションに見とれてしまう」と、バトルシーンへの手応えを口にした。

　青島心はゲームナビゲーターのツムリを「正体は分かりませんが、性格は明るくて愛きょうがあり、ゲームの参加者を支えて寄り添い、一緒に喜び悲しみます。全員に平等に接する子です」と話し、忍成修吾はサロンのコンシェルジュ・ギロリを「まだ謎の存在。執事っぽく、抑揚なく平たんな感じで演じています。これからどう変わるのか期待しています」と語った。

　脚本の高橋悠也氏は「生き残りゲームがテーマで、例年になく多人数、戦う理由もさまざま。大人も憧れる強くて格好いいライダーを目指します」と誓った。そして「多人数ライダーが生き残りを懸けるので、生き残らないライダーも出そうです」とニヤリ。「レギュラーといえども生き残れるのか僕にも分からない。キャストの皆さんには“自分は生き残らなきゃダメだ”という存在感を発揮してほしい」と発破を掛けた。

　高橋氏の言葉に表情を引き締めた４人のライダーたち。主役の簡は「浮世英寿を全力で愛し、全力で愛されるよう頑張っていきます」と決意表明した。

（よろず～ニュース編集部）