ウマ娘シンボリルドルフとモデル馬から着想の銘酒「七冠馬」がコラボ 販売3時間半で即日完売

 簸上清酒(島根県奥出雲町)の日本酒銘柄「七冠馬」と人気コンテンツ「ウマ娘 プリティーダービー」がコラボレーションした、「七冠馬 純米大吟醸 ウマ娘 シンボリルドルフ 限定醸造」は競走馬シンボリルドルフの生誕日である3月13日に販売され、同日に予約完売した。同商品は7777本限定、“七冠馬の日”7月7日に購入者に届けられる。

 シンボリルドルフを育んだシンボリ牧場の和田家と簸上清酒蔵元の田村家は、史上初の七冠馬が誕生した直後の1986年2月、子息の結婚により親戚関係を結んだ。その縁で1996年に「七冠馬」が生まれ、数々の受賞歴を持つ銘酒となった。コラボ商品の予約は13日の午後4時に開始され、簸上清酒オンラインショップは同日の午後7時20分、名酒センターオンラインストアは同午後7時40分に完売したという。

 今回のコラボについて、簸上清酒の次期16代目蔵元、田村浩一郎氏は「私自身、一競馬ファンとして『ウマ娘 プリティーダービー』のアニメやマンガ、スマホゲームを楽しんでいます。本当に丁寧に競走馬の特徴やレース、エピソードを作品に落とし込んでいて、往年の競馬ファンなら思わずニヤッとしてしまうことがよくあるのではないでしょうか。元々競馬が好きな方はもちろん、今まで競馬にあまり馴染みのなかった方にも競馬を知ってもらえるすばらしいコンテンツだと思います。 今回、その『ウマ娘 プリティーダービー』とコラボする機会をいただき、大変嬉しく思っています」とコメント。そして「弊社の日本酒『七冠馬』は、親戚であるシンボリ牧場の和田家との縁から生まれたお酒です。シンボリルドルフという稀代の名馬を共通点にして、『ウマ娘 プリティーダービー』と『七冠馬』の縁もつながりました。この商品が今まで日本酒に馴染みがなかった方にもすばらしい日本酒の世界を知ってもらうきっかけになってほしいと思っています」と期待を寄せた。

 純米大吟醸酒は新たに製造されたもの。田村氏は「ほどよく吟醸香があり、山田錦のお米の旨味とすっきりとした後味がバランスよく調和した、簸上らしいお酒ができたと思います。『ウマ娘 プリティーダービー』のファンの方の中には、開栓せずに保存しておきたいという方もいるかもしれませんが、日本酒は飲んでこそなので、ぜひ味わっていただきたいです。特に、『七冠馬』は食事と一緒に飲んだときに真価を発揮するお酒です。好きな料理と合わせて、自分だけのお気に入りのペアリングを探してみてください」と語った。

 また、即日予約完売となったことに関し、醸造元の簸上清酒は「予想をはるかに上回る反響をいただき、とても驚いています。たくさんのご注文をいただき、心より感謝申し上げます。あらためて、ルドルフ、ウマ娘のすごさ、影響力を実感しています」と述べた。一方で「弊社へのお問い合わせやSNS上のコメントで、購入したかったけど完売してしまって買えなかったというお声を多数いただいております。そのようなお客様には、商品をご用意できないことを深くお詫び申し上げます」と心苦しさを示し「これからお客様に商品をお届けするべく、一本一本想いを込めて、丁寧に壜詰め、梱包を行なって参ります。商品がお手元に届くまでもうしばらくお待ちください。ありがとうございました」と結んだ。

 同酒は100%の山田錦を原料米に製造され、専用化粧箱に保存用ステッカー1枚とともに収められる。予約期間は5月29日までだった。

(よろず~ニュース編集部)

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