“裏金疑惑”の自民・星野伊佐夫県議が会見で反論 泉田議員の録音とは食い違う釈明も

 新潟県会議員で自民党長岡支部長の星野伊佐夫氏が3日、新潟市の新潟県庁で会見を実施。1日に自民党の泉田裕彦衆院議員から「2、3000万円の裏金を要求された」として実名を挙げられたことに対し、「泉田さんの作り話」などと反論した。泉田氏は同日、星野氏との会話を録音したデータを公開した。

 星野氏は冒頭、「師弟関係のような泉田さんとこのような形でやるというのは残念」としつつ、「事実は事実として申し上げなければならない。自民党県連に対して私の除名願いが出たようでありますけど、これもまったく理解できません」と語気を強めた

 その上で、泉田氏が公開したデータについて「大事な部分、一番大事な部分を抜いている。全部公開するんだったらこの話も出るなと思っていたけど、出ていない」と主張。当初は金銭の話はしていないとしていたが、この日は「選挙運動、活動費の話としてお金の話はした。2000万円というのは、話したとすれば、泉田さんが私に『選挙というのはいくらぐらいかかるんでしょうか』と聞いてきたからだと思う」と説明した。

 その上で、泉田氏の訴えは「作り話である、作文である」と断言。「一番大事な話をもう一つやってる。それが(音声データからは)抜けている」としつつ、その内容については「今日は絶対に言われない」と口をつぐんだ。

 さらに「テープ(音声データ)自体が縮めてあったり、改ざんしてあるような印象を受けてます」とも指摘。「『お金をまけ』というのは一番怖いでしょ、これは言わないわね。これは泉田さんが自作でしょうね」とも言い切った。だが、泉田氏が公開した音声データには、星野氏とされる声で「とにかく必要経費は早くまこう。もう余裕がない。選挙始まってからまくバカはいない。今でも遅いぐらいだ」との発言が残されていた。

 さらに「一件一件、警察に報告するわけじゃないんだから」という発言や、広島での大規模買収事件について触れた泉田氏に対し「そんなこと言ったらキリがねえから。そんなことは表面の話。そういう世界なんだから」と返答する声も残るなど、星野氏の弁明とは食い違う部分も散見された。

 発言について詳細に問われた星野氏は「言ったか言わないかじゃなです」「そんなことわからない」と回答。「裏金の話はないということは、彼(泉田氏)が一番知っているはず」と繰り返し、会見を締めくくった。

(よろず~ニュース編集部)

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