缶入りお茶は50年前に誕生していた 変色や香りの変質をクリアして大ヒット

 日本生まれの製品や発明は数多くあります。令和になっても、コロナ禍の苦境であっても、新しいものを作り出す熱情は不変のはず。デイリースポーツ紙の企画で好評の「日本生まれのスゴいモノ」から2つの飲み物を紹介します。

 ◆缶入り緑茶

 家庭で急須を使っていれていた緑茶は、缶入り製品の誕生によって、外で手軽に飲めるようになった。甘くない飲み物にお金を払う習慣がない中、1968年に常陸屋本舗が缶入りはと麦茶を発売。81年には伊藤園が缶入りウーロン茶を発売し、注目を集めた。

 缶入り緑茶は変色や香りの変質がネックだったが、だ伊藤園は10年かけて研究し、85年に「煎茶」を発売。89年に商品名を「お~いお茶」に変更すると大ヒットした。

  ◆インスタントコーヒー

 日本インスタントコーヒー協会によると、初めて世に出たのは1901年。米在住の日本人科学者・加藤サトリ博士が、ニューヨークで開催された博覧会に「ソリュブル(溶ける)コーヒー」と名付けて発表した。

 2年後に米国で特許を取得したが、商品化には至らず、その後、米国人発明家が別の方法で特許を取得した商品が普及を推進した。日本では60年に森永製菓がインスタントコーヒーの国内製造発売を開始した。

(よろず~ニュース/デイリースポーツ)

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