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「Fate/Grand Order AC版」イラストの3D化で深い立体感演出!開発チームの徹底した“こだわり”

 全国のゲームセンターで稼働中の『Fate/Grand Order Arcade』が話題を呼んでいる。大人気ゲームアプリ『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント(英霊=キャラクターのこと)を操り、全国でマッチングしたプレイヤーなどと3人でチームを組んで戦う“英霊召喚チームバトル”が特徴の同作。圧巻のグラフィック、アプリには登場していないサーヴァント、大きく異なる物語展開が注目を集めた。魅力満載なアーケードの制作秘話をFGO Arcade開発チームに聞いた。

■ 何度もトライ&エラー 

イラストのタッチを再現した3D化にこだわられたグラフィック面。最注目点は、なんといっても「☆5アルトリア・ペンドラゴン(ランサー)」の大迫力宝具シーンだろう。アプリでは6章時に実装され立ち姿などの神々しさが話題となったが、開発チームは「アプリ『Fate/Grand Order』 の中で表現されていた疾走感をそのままに、3D空間を生かしたレイアウトを意識し、引きと寄りのメリハリ、動きの“静”から“動”への速度感の変化をつけてロンゴミニアドの強大な破壊力を演出しました」と語った。公式の宝具映像を確認すると、意識された箇所がよく分かる。

 開発チームが「何度もトライ&エラーしたとこがあるので、ぜひ目に焼き付けてください」と挙げる場面は、“最果てにて輝ける槍”を放つ際に「ロンゴミニアド!!」と叫ぶ場面のカメラアングルである。サーヴァントは「再臨」することで姿や装飾が変わるのだが、どの再臨段階でも格好良く映えるよう、試行錯誤を繰り返しこだわり抜かれている。馬に騎乗しているため、全体のサイズが一回り大きくなる課題を「風格を損ねないよう、最も画面映えするカメラアングルを探すことにも力を入れています。」と克服。このサーヴァントならではの特色に進化させた。ツイッターなどSNS上では「鎧の質感含めて3D班すげえな…」などの反響を呼んだ。

 ファンの間で話題を集めたサーヴァントは「☆5ジャック・ド・モレー」だ。アプリには登場しておらず、アーケードで初実装となった。実装発表のリツイート数も5500を越えており、その注目度の高さがうかがえる。開発チームは「イラストから伝わる『陰を背負ったイケメン』の雰囲気が出るよう、顔の造形や表情には時間をかけましたが、特に口元のニュアンスがなかなか再現できず苦労しました。髪の一房一房も丁寧に描き込まれていたので、3Dでもそこを丁寧に追うように作り込んでいきました」と苦心を重ねた。

■英雄の人生を演出で表現

 中世フランス王国でテンプル騎士団総長であったジャック・ド・モレーをモチーフにした同サーヴァント。史実におけるエピソードの要素も取り入れており「ジャック・ド・モレーの歩んできた道は平坦ではなく、その末路も壮絶なものでした。その人生を表現するため、前半では感情を抑えつつボルテージを高めていき、後半で一気に爆発させるような表現で描きました」と、20秒というわずかな宝具演出時間の中でも“抑揚”を意識したことことを語った。

 最後にアプリと大きく異なる物語展開。アプリでは終盤となる第六特異点から新たな道が開けていく。「これまでの各特異点でも『Fate/Grand Order』と異なる点が少しずつ存在していましたが、いよいよ『第六特異点』ではっきりと展開が変化しました。どうしてこうなったのか、何が起こるのか、ぜひ今後の展開をゲームセンターで見届けてください!」と気合十分だった。

 取材を通じて実感した、開発チームの妥協しない「こだわり」。宝具演出でも一つ一つのカットに意味があり、様々な開発陣の思いが込められている。ファンを喜ばせるため、そしてまだ触れたことがない者にも好きになって欲しいという熱い思いが開発チームを突き動かしている。「第七特異点」ではどんな驚きが待っているのか。

(よろず~ニュース・松田 和城)

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