中谷潤人が袴田巌さん無罪判決に「ホッとした」「よかったという気持ちに」ボクシング界からの支援活動に参加
ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人が26日、米合宿から帰国し、羽田空港で取材に応じた。この日、1966年の静岡県一家4人殺害事件で、強盗殺人罪などで死刑が確定した元ボクサー・袴田巌さんの再審判決公判で、静岡地裁が無罪を言い渡したことについて感想を語った。
日本プロボクシング協会では委員会を設けて袴田さんの支援を続けており、中谷も支援活動に参加している。日本に到着してから、無罪判決のニュースに触れたというを中谷は「ホッとした」「僕自身も参加させてもらって、思いっていうのを伝えさせてもらったので、形として実って良かったな」と、喜んでいた。
中谷は米国でトレーニングを積み、試合に合わせて日本に戻り調整するというスタイルをとっている。この日は盟友でWBO世界フライ級王者、アンソニー・オラスクアガとともに羽田空港に到着。2人とも14日に有明アリーナでの防衛戦に臨み、中谷は1位のペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)の挑戦を受け勝てば2度目の防衛。オラスクアガは1位のジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)の挑戦を受けて初防衛戦となる。