女子1人を含む競馬学校1年生8人が栗東で研修

 競馬学校36期生徒の卒業式が2月11日に行われたが、さかのぼること2週間前、彼らの2期後輩にあたる38期生が、栗東トレセンへ研修で訪れていた。わずか1週間の短い期間ながら、それぞれ受け入れ先の厩舎で実習を積んでいた。

 生徒の一人を任された千田輝彦調教師に彼らの印象を聞いてみた。ちなみに、師は競馬学校の4期生。どう指導するのか、教官側も手探り状態だった頃の卒業生だ。

まず一声は「うまい」。自分たちが生徒だった頃と比べて「雲泥の差だし、とても優等生だと思う」と語る。

「トレセンにいる馬は練習馬ではなく、オーナーがいて、関係者の生活を支える現役競走馬だと言うこと。日々の全てがレースに向かう準備であること。ただの調教なんてなく、全部に意味があることを意識してほしい」。時間と人、つながりを大事にすることも伝えたという。「知り合いだというオーナーの馬にも乗ってもらった。こういう縁を大事にして、自分が良ければいいという考えは絶対に持つな、と」

言葉にすると簡単だが、一度に伝えるのは難しそうに思える。それでも千田師を含め、周囲が根気よく教えてくれるだろう。

 女子生徒1人を含む8人の1年生。2年後、プロの名にふさわしい新人が現れることを期待している。

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