覚せい剤取締法違反の罪に問われた元グラビアアイドルでセクシー女優の小向美奈子被告（２９）の初公判が１６日、東京地裁で開かれた。小向被告は起訴内容を認め「自分のしたことに深く反省しています」と涙で猛省。検察側は懲役２年を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求め即日結審した。判決は２７日に言い渡される。

　“場違い”なヒール音を響かせ、小向被告は黒のパンツスーツで入廷。レース地の胸元でセクシーさを醸し出しＦカップの『スライム乳』は健在だった。

　２月６日に逮捕され、都内の自宅マンションで覚せい剤０・０５グラムを所持し使用した罪に問われた。被告人質問では再び薬物に手を染めた経緯を「恋人とケンカしたり、仕事のストレスが限界を超えて。ストレス発散の安易な方法を思いついた」と振り返った。

　弁護士に、ファンから寛大な判決を求める嘆願書が届いていると聞かされると涙声で「薬物撲滅の活動をして応援してくれるみんなの期待に応えたい」と誓った。検察側は「覚せい剤に対する親和性が顕著」と指摘した。

　小向容疑者は０９年にも覚せい剤使用の罪で、懲役１年６月、執行猶予３年の有罪判決を受けた。裁判官からも「次は長い期間服役ということは頭になかったのか？」と厳しい言葉を浴びせられていた。