【上田まりえ 60】勤労感謝の日に思い出す衝撃発言

 今日は勤労感謝の日。社会人のみなさま、毎日お仕事お疲れさまです!お家でゆっくりコーヒーでも飲みながら、デイリースポーツを手にしている…なんて方も多いのでしょうか。

 新人アナウンサー時代、研修中に先輩から衝撃的な言葉をかけられました。「お前は、5年でいなくなる」-小学校3年生のときからの夢がかない、厳しい研修になんとか食らいつこうと必死になっていた毎日。まだ入社4カ月目の私はどう受け止めていいかわからず、何と返事をしたのかも覚えていません。

 その先輩の予言通り、そこから5年間は苦しい時間が続きました。仕事を楽しいと全く思えない。やりたかったことなのに…そう思うと余計につらくて、朝が来なければいいのにと思っていました。カメラの前に立つのが怖かった。向いてないから辞めよう。何度も…いや、いつも考えていました。

 それが、4年目の途中から風向きが変わりました。「向いていないからこそ、できていることもあるはず。私みたいなアナウンサーがいたっていいんだ」と思えるようになった途端、一気に仕事が楽しくなってきたんです!当時『スッキリ』の1コーナーを担当していたのですが、MCの加藤浩次さんから「上田さん、最近仕事楽しいでしょ?」と突然言われたときにはドキッとしました。バレていたんですよね。恥ずかしさを覚えたのと同時に、今までの自分を心から反省しました。

 入社6年目に突入したとき、「5年を越えました!」と先輩に伝えに行きました。すると、「実を言うと、3年で辞めると思っていたんだよ。頑張ったな!」と、最初の衝撃を上回る一言が…。そんなことを言いつつ、ことあるごとにアドバイスをくれ、マンツーマンでニュース読みの特訓をしてくれたのはその先輩でした。今となっては笑い話になったのも、続けることができたからこそ。

 支えてくださったみなさまに恩返しするためにも、一生タレントとして仕事ができるように頑張ろう。社会人になって9回目の11月23日は、働くことへの喜びと感謝の気持ちであふれています。さぁ、今日も生放送だ!!

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