先週からお送りしている『野球まりえのメジャーリーグ観戦記』！夏休みを利用した２泊４日のニューヨーク弾丸ひとり旅。レギュラーシーズンが佳境を迎えた９月下旬、ヤンキースタジアムで行われたニューヨーク・ヤンキース対ミネソタ・ツインズの２連戦を観戦してきました。

　なんと、「せっかく来たのだから見学していってください」とお誘いいただき、２日目にヤンキースタジアムの裏側に潜入することができたのです！さらに幸運なことに、田中将大投手とお話しする機会をいただくことができました！まず、初めて会う田中投手の体の大きさにびっくり。「メジャーリーガーの中にいたら普通ですよ」と笑顔でしたが…写真からも一目瞭然ですよね？

　この日が先発予定だったものの、前日に急きょ次戦にスライド登板となることが発表され、グラウンド上で囲み取材が行われていました。「登板日が変わることでの影響は？」という記者からの質問に、「そこは鈍感にやっている。しっかりバッター一人一人を抑えることに集中したい」と、表情を変えることなく淡々と答える田中投手。中でも「自分でコントロールできるところだけエネルギーを使って登板するだけ」という言葉にハッとしました。

　周りの状況に勝手に振り回されて自滅してしまうことが多い私。世界も規模も違うけど、仕事への向き合い方を見直すチャンスをいただいたように思います。そのキリッとした精悍（せいかん）な顔つきからは、世界で戦う厳しさと強さがにじみ出ていました。

　「ニューヨークという場所で働くのに、国籍も年齢も関係ない」と、現地で会った日本人の方から聞きました。２歳年下の田中投手がそれを証明しているのだと思ったら、「私もキャスターとして、もっと、もっとスキルアップしなければ！」と、ヤンキースタジアムのグラウンドの上で決意を新たにした次第です。

　別れ際に「しっかりお願いしますね」と、笑顔で声をかけてくださった田中投手。その約束、日本で、スタジオの上からしっかり果たすことができるように頑張ります！

　『メジャーリーグ観戦記』は来週でラスト！あと１週、お付き合いくださいね。