【上田まりえ 45】観察力高く、女心もバッチリ!上田家のアイドル「りんくん」

 “目の中へ入れても痛くない”とはこのことか…と、まもなく5才になる甥っ子に会うたびに思います。名前は、凛太郎。みんなから「りんくん」と呼ばれる彼は、上田家のアイドルです。

 初めて会ったのは、りんくんが2才のとき。当時、アナウンサーだった私は、地元・鳥取でのテレビの公開生放送の仕事のため、およそ3年ぶりに実家へ帰りました。妹の大きくなったお腹を撫で、産まれたときからの成長の様子は写真で見ていたのですが、ようやく会えた実物の彼は想像をはるかに超えてきました!

 衣装のまま帰宅し、録画しておいた放送をチェックしようとテレビをつけたところ、りんくんに異変が!くりくりと大きな目を一層丸くし、キョロキョロと私の顔と画面を行ったり来たり。何が起こっているのかわからず、戸惑っている様子が可愛くて、可愛くて!

 それ以降、テレビに映る私の姿を見つけるたびに「まりえちゃんだ!」と反応するようになったりんくん。ナレーションなど、テレビから流れてくる私の声を聞くと、妹や母が気づいていないのに「まりえちゃんだ!」と真っ先に気付いてくれるりんくん。あぁ、君はどうしてそんなに可愛いんだ!

 先日久しぶりに会ったりんくんは、なんとひらがなを書けるようになっていました!早速、持っていたノートに“まりえ”と書いてもらい、その上手さに感動した私は、「結婚して“竹内”っていう名字になったから、それも書いてもらってもいいかな?」と調子に乗っておねだり。“た・け・う”と順調に筆を進めたところで、「“ち”って書きたくないから、“ろ”って書くね!」と…その日から私の名前は“たけうろまりえ”になりました。いいんです!

 そのとき、「野球の番組(『ワールドスポーツMLB』)を見たよ~!」と言われたので、「まりえちゃん、どうだった?」と聞いてみたところ…「すっごく楽しそうだった!」と一言。う~ん、バレてる!さらには満面の笑みで、「可愛かったよ~!」と女心をくすぐる言葉まで!末恐ろしく感じたのと同時に、まっすぐで純粋な瞳とその観察力の高さに驚きました。真摯に仕事と向き合わなければ…と、気合いを入れ直してもらったまりえおばちゃんなのでした。

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