【上田まりえ 42】「尼」を「屁」と読み間違い…あぁ恥ずかしい
担当している「5時に夢中!」では、毎日「追跡ベスト8」という特集コーナーがあります。気になる新聞記事について実際に取材を行い、その調査結果を5分くらいの映像にまとめて紹介するというもの。私はナレーションを担当しているのですが、なんと本番前に一発録り!ちょっとでも噛んでしまうと最初からやり直しになるうえに、生放送前のわずかな時間を使って行うため、何度も失敗できないという緊張感との戦いです。
しかも、この番組で紹介する内容は下ネタに寄っているので、今までの人生で発したことがない言葉のオンパレード!毎日握りしめた原稿が破れそうになるほど、手に汗をかきながら臨んでいます。
今週月曜日の追跡テーマは、「海外映画における日本語字幕・吹き替えや邦題の翻訳」。英語のセリフやタイトルと日本語訳は違うものが多いということで、プロの映像翻訳家の方にいくつか例を挙げて解説をしていただくという内容でした。
実は私、英語を読むことがものすごく苦手なんです…。もちろん、この日のナレーション原稿は英語のオンパレード。しかも、情報量が多く、読む原稿の量もいつもより3割増。緊張のあまり、なんてことのないところで噛んでしまい、結局4回も収録しました。基本的に一発OKで終わるのに…悔しい!!
しかも、3回目には、超ド級のミスを犯してしまいました。映画「天使にラブソングを」の原題は「Sister Act」。直訳すると「尼(あま)の出し物」なのですが、これを「屁(へ)の出し物」と力強く読んでしまったのです!!
前の2回で失敗したところを見事にクリアし、もうあと数行で読み終わるというときだったので、油断してしまったのでしょう。読んだ瞬間、隣にいたディレクターさんから「“あま”です!」と鋭く突っ込まれ、スタジオは一瞬のうちに笑いに包まれました…。
あぁ、恥ずかしかった!しかも、「への出し物」って、何なんだ!すっかり5時夢色に染まってしまったなぁ…と感じた瞬間でもありました。ひとつだけ弁解させてください。普段ならちゃんと読めますから!!それにしても、「尼」と「屁」…確かに、似ている。