【上田まりえ 36】メットライフドームのマウンドで転んだ新人時代の思い出
今週末の11日(日)、人生初のプロ野球のイベントに出演することになりました!埼玉西武ライオンズの主催ゲームで、トークショーをします。本拠地のメットライフドームは、私にとって思い出深い場所なので、今からとっても楽しみです!
日本テレビに入社したばかりの2009年8月。新人アナウンサーだった私は、『高校生クイズ』関東大会の前説と司会のお手伝いを担当することになりました。アナウンサーとして人前に出てしゃべるのはこの日がデビュー戦!前説とは、高校生たちに事前にルールを説明しつつ、その場を温めるという大事なミッションです。同期の辻岡義堂アナと夜通し話し合ってネタを決め、何度も練習をして本番の日を迎えました。
楽しく前説を終え、いよいよ開会のセレモニー!ドーム内の中心には大きな舞台が設置され、客席には3000人もの高校生の姿。全国大会に進めるのはわずか。「これから始まる戦いを思いっきり楽しんで帰ってもらいたい!」…そう思うと、一層気合いが入ります。
そんな中、私たち2人には「開会宣言」という、もう1つの大きな仕事がありました。舞台上で開会宣言をした私たちが降壇したところで、総合司会の鈴木崇司アナが奈落からカッコよく飛び上がって登場するという段取りです。まさに口から心臓が飛び出しそうになりながらも、無事に終えた私たち。これからどんなことが始まるんだろうと、そわそわした雰囲気のドーム内。ただならぬ達成感と高揚感を覚えながら舞台を降りようとしたそのとき、事件が起きました!なぜだか「急がなくちゃ!」と思って、舞台から駆け下りたんです。すると、階段を降りすぐのところにあったマウンドの傾斜に突っ掛かり、よろけた私。「こんなところで転んじゃダメ!」と、一瞬の判断で体勢を立て直そうとしたところ、さらに勢いが増してスットーンと…。西武ドームの中央で、まさに大の字に転んでしまったのです!!一瞬静まり返ったドーム内。直後に3000人がザワザワしたのは言うまでもありません。倒れこみながら、視界はスローモーション。18.44m先に、偉い方たちとライオンちゃんの姿が見えました…。
今でも中継やスポーツニュースであのマウンドを見るたびに、ちょっぴり恥ずかしい気持ちになります。日曜日は、転ばないように気をつけなくっちゃ!ぜひ、ライフメットドームにお越しくださいね。