【上田まりえ 25】WBC・ひそかに韓国の高尺スカイドームに注目していました

 第4回ワールド・ボースボール・クラシック(WBC)、残念ながら日本は準決勝で敗れましたが、大会前の静かな雰囲気がうそのように、話題性も声援もどんどん大きくなっていったように思います。侍ジャパンの皆さんの素晴らしいプレーに、元気をもらう毎日でした。

 今回のWBCで私が密かに注目していたのは、韓国のチーム…ではなく、球場です。1次ラウンドA組の試合が行われていた高尺スカイドームに、昨年の夏、プライベートで行ってきたばかり。自分が行ったことのある場所がテレビに映っていることに、ちょっとテンションが上がっちゃいました!

 韓国初のドーム球場として2015年秋に完成し、昨年から韓国プロ野球球団「ネクセンヒーローズ」がホームスタジアムとして使用しています。収容人数は約18000人と、日本のドーム球場の半分から3分の1ほどの規模でコンパクト。ソウルから地下鉄に乗り、20分。九一(クイル)駅を降りると、目の前にシルバーに輝く半球が現れます。

 観光地ではなく、人の生活の匂いが感じられるような街。商業施設や大学、高層マンションなども立ち並び、大きな道路も通っていて、「よくこんなところにドームを作ろうと思ったなぁ!」とびっくりするような場所にポツンと佇む球場です。日本に置き換えてみると、立地は大阪の京セラドーム、見た目は北海道の札幌ドームにといったところでしょうか。

 中に入ると客席は4階まであり、4階席に座るとグラウンドを上から見下ろす形になります。ポールは壁際に立っているので、ホームランボールが客席の中に飛び込むというシーンを見ることができないのも、ある意味おもしろい!座席もなぜかグラグラしていて、おもしろかったなぁ。自分でバランスをとりながらイスに座ったおかげで、いい体幹トレーニングになりました!でも、ドームのデザインも雰囲気もめちゃめちゃカッコよくて、グラウンドの土はメジャーリーグのものを使用していたりと、かなり本格的!野球が韓国という国で文化になっていく過程を、この球場から感じることができました。

 野球はバスケットボールやサッカーに比べて競技人口も圧倒的に少なく、世界的に普及しているとは言えない現状です。2020年の東京オリンピックで、野球が世界中から注目される競技になりますように…。祈っています。

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