人気歌手、監督作品への批判を受けツイッター止める 自閉症の役者使わず弁解

 「シャンデリア」のヒットで知られる歌手のシーア(45)が、監督を務めた映画「ミュージック」に関する批判を受け、ツイッターを止めた。同作で、本当の自閉症の役者ではなくマディー・ジーグラーを配役した事への批判に直面していた。

 シーアは、アカウントを削除する前に次のように投稿していた。「約束するわ。(批判には)耳を傾けています。この映画『ミュージック』のはじめには、注意事項を取り入れます」「『ミュージック』は自閉症の人々に対するいかなる抑圧も容認および推奨するものではありません」

 また、シーアは以前に本当に自閉症の女優ではなくマディーをこの映画にキャスティングしたのは情からだと強く主張していた。「挑戦してみたわ。マディーの配役は情からよ。私が決めたの。13人の発達障害のない人々を配役したわ。トランスジェンダーも3人いて、娼婦やドラッグ中毒ではなく、医者や看護婦や歌手といった役でね。映画を誰も見てやしないなんて、寂しい事だわ。私の心はいつだって間違っていなかったわ」

 そして、健常者を起用したかったというより、単純にマディーなしでは働けないと感じたからだとシーアは主張する。「これは身内びいきだわ。だって彼女なしではプロジェクトが出来ないのよ。彼女なしではやりたくもないし、芸術にならないの」

 「エラスティック・ハート」や「シャンデリア」等の数々のシーアのミュージックビデオに出演しているマディーは、自身が自閉症の人達をからかっていると思われるのではないかと恐れていたというが、シーアは「そんなことはさせない」と断言したという。

 しかし、批判から守る事は出来ない事に気が付いたと認め、「でも、先週気が付いたのよ。実際にはそういった事から彼女を守ることが出来なかったって。出来ると思ったんだけどね。できる限りの事をしても、守り切れないこともあるって気が付いたの」と話していた。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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