納得いかない…「ワンダーウーマン」の女性監督が明かした降板の理由

 パティ・ジェンキンス監督は脚本に納得がいかないことを理由に2013年作「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」を降板したそうだ。「ワンダーウーマン」シリーズで知られるジェンキンスは「マイティ・ソー」シリーズ第2弾に監督として加わったものの、与えられた脚本からは素晴らしい作品ができないと考え、3カ月でプロジェクトからの離脱を決意したそうだ。

 ジェンキンスはヴァニティ・フェア誌のインタビューでこう語っている。「製作側が用意していた脚本では良い映画は出来ないと思いました。大騒ぎされると思ったのです。それが私のせいにされるのではないかと。『こんな女性が監督をしたおかげで、全部台なしだ』みたいな」「私のキャリアを通して『これは他の監督がすれば、それほど騒がれることはない。そして、彼らは私より脚本を理解して、それを気に入ることになるかも』と本当に感じた時でした」。

 その後、同作のメガホンは最終的にアラン・テイラーのもとに渡ったが、評論家の反応は冷たく、またマーベル・シネマティック・ユニバース作品中でも振るわなかった作品の1本に数えられることとなった。

 一方でジェンキンスは降板したからこそ「ワンダーウーマン」を監督する機会が回ってきたとして「自分が確信できない映画は作れません。唯一そうする理由としては、自分の能力を証明するためと言えますが、それも成功しなければ証明したことにはなりません。私は2度目のチャンスを与えられることはなかったと思います。だから凄く感謝しているんですよ」と続ける。

 さらに、 続編「ワンダーウーマン1984」が新型コロナウイルスのパンデミックを受けて、全米公開が8月に延期となったジェンキンスはマーベルをこう称賛する。「私はマーベルに関し、ポジティブなことしか言うことがありません。正直なところ、私に最初のチャンスを与えてくれたのですから。そんなこと(女性監督を起用すること)が流行っていなかった時に」。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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