チェスター・ベニントンの元所属バンド、追悼アルバム発売へ

 故チェスター・ベニントンが所属していたバンド、グレイ・デイズがチェスターへの追悼の意を込めてアルバムをリリースする。2017年7月に41歳で自ら命を絶ったチェスターだが、1996年にリンキン・パークのフロントマンとなる前には、グランジバンドのグレイ・デイズに在籍していた。

 今年初め、チェスターと元パートナーのエルカ・ブランドとの息子ジェイミー・ベニントン(23)がグレイ・デイズに参加し、未公開曲をリリースすることが発表されていた。

 そして今回、チェスターの未亡人タリンダ・ベニントンが、悲しみを乗り越え、アルバムが発売されることをツイッターで明かした。「チェスターの最も偉大な贈り物の一つは音楽だった。より誇りを注いだ唯一のことは、子供たちの父親でいるということだった」「チェスターがどれだけ力を注いだかを考えると、彼はファンに自分の作った音楽を全て聞いて欲しいと願っているはず。彼の音楽の旅路はグレイ・デイズから始まったから」

 さらにタリンダは、同アルバムがトリビュートとして発売されることで、チェスターの物語が伝え続けられ、ファンとの繋がりを保ち続けることを願っているという。「チェスターが亡くなった時、グレイ・デイズの再結成は後からの思い付きのようにに感じられた。みんな苦しんでいたし、私も苦しんでいた。そのプロジェクトの今後を考えらることすらできるようになる以前に、どうにかしなければならない感情が溢れすぎていた。でも、少し霧が晴れて、チェスターが私達に何をして欲しいと願っているかということにフォーカスできるようになると、チェスターが手掛けていたことを続ける道が見え始めてきた」

 1994年のデビューアルバム「ウェイク・ミー」、1997年発売の「ノー・サン・トゥデイ」に続く作品となる新作は、メンタルヘルスへ目を向けることを目的とし、チェスターの320チェンジズ・ダイレクション基金より発売される。

 また、20周年を記念した再結成ライブでパフォーマンスすることも願っているという同バンドは以前、ジェイミーの声はチェスターの声に瓜二つだとして、2月にロサンゼルスのNRGレコーディング・スタジオで収録した際の驚きをフェイスブックに投稿していた。

 今回のプロジェクトには、コーンのブライアン・“ヘッド”・ウェルチとジェイムズ・“マンキー”・シャファーも参加しており、2人がスタジオ入りしている動画も公開されている他、デッド・バイ・サンライズのメンバー、ライアン・シャック、P.O.D.のマルコス・クリエルとブッシュのクリス・トレイナーなども参加しているが、リリース日はまだ発表されていない。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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