ティナ・ターナー 夫からの虐待を苦に自殺を図った過去

 ティナ・ターナー(78)が、最初の夫、故アイク・ターナーとの虐待的な関係に耐えかね自殺を図ったことがあると告白した。結婚生活7年目の1968年、アイクの複数の女性関係に「貶められた」と感じたティナは、コンサート前に睡眠剤の大量摂取による自殺を試みたようだ。

 近日発売予定の自伝『マイ・ラブ・ストーリー』の中で、本名はアンナ・メイ・ブロックというティナはこう綴っている。「我が家には女性が3人いましたが、アイクは3人全員と肉体関係を持っていました。私も含め3人ともアンという呼び名だったので、彼は名前を一つ覚えるだけでよかったのです」「その内の1人、アン・トーマスが彼の子どもを妊娠したことも、私への侮辱でした」

 「私の地位、自信、世界、何もかもが貶められたのです。ある晩コンサートの本番直前、もう何も受け入れたくないと思った私は睡眠剤を50錠飲みました」。ステージ上で睡眠薬が作用し始め、アイクが「報いを受ける」のを狙ったというティナだが、ステージではなく、準備中に病院へ搬送され、一命を取り留めたという。

 だがその翌日まだ体調がすぐれない中、夫から「死ぬべきだったのに、くそったれ」と言われた挙句、仕事に戻るよう強いられたことで「将来と向き合う事ができた」のだそうだ。

 その自殺未遂を「助けを求める叫び」ではなく、死ぬ意思を明確に持った行為だったと語るティナは、生き残ったことで、二度と繰り返さないと心に誓ったそうだ。その後アイクとは、1976年に離婚が成立している。

 同自伝では他にも初めて明かすエピソードとして、結婚初夜にアイクに売春宿に連れて行かれた時の心境、恥ずかしさのあまり誰にも打ち明けられずにいたことなどが赤裸々に語られている。(BANG Media International)

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