パール・ジャム、地元シアトルのホームレス救済に10億円超の寄付

 パール・ジャムが地元のホームレス救済に立ち上がった。先週同バンドはシアトルのセーフコ・フィールドにて2公演を敢行、同地での5年ぶりとなるライブのチケット売り上げおよそ1100万ドル(約12億円)のうち90%にあたる990万ドル(約11臆円)を路上生活をおくる人々を救う約40もの機関に寄付した。

 その機関のひとつで、ホームレスらの緊急避難所を提供する「メアリーズ・プレイス」代表のマーティ・ハートマン氏は地元メディアのコモ・ニュースにこう話した。

 「これこそ『地元でのショー』が可能としてくれるものです」「より多くの人を家に返す。車、テント、路上での生活から抜け出て、彼らが安全な場所、永遠に我が家と言える場所へ移るということです」

 また同バンドは地元の企業にも自身らのホーム・アウェイ基金を通して、今回の募金を呼びかけていて、地ビールを製造する「フリーモント・ブルーイング」の共同設立者サラ・ネルソン氏も「シアトルの企業らは正しいことをしたいと考えています。これ(ホームレス救済に向けての募金)ははそんな『違い』を生み出す機会だと考えています」

 一方、10日に開催された同バンドの公演では、同時代を共にしたサウンドガーデンそしてオーディオスレイヴのフロントマンで昨年自ら命を絶ったクリス・コーネルを追悼して、1992年の5曲入りEP『ポンシアー』から『ミッシング』をカバーその他にも、ザ・フー、ピンク・フロイド、トム・ペティの楽曲も披露し地元シアトルを沸かせていた。

(BANG Media International)

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