ティナ・ターナーの息子が自殺
ティナ・ターナー(78)の長男クレイグ・レイモンド・ターナーが59歳の若さで亡くなった。ロサンゼルスのスタジオ・シティにある自宅にて自ら銃の引き金を引いたとされている。
サンフェルナンド・バレーにて不動産業に携わっていたクレイグだが、TMZによると3日(火)正午過ぎに自宅にて発見され、死亡が確認されたという。
クレイグはティナが18歳の時にサックス奏者のレイモンド・ヒルとの間に生まれた子供で、その後ティナがアイク・ターナーと結婚した際にはアイクが自身の養子に迎えていた。そして今回の悲報の僅か数ヶ月前にはティナが2007年に他界したアイクに関して許すことができるようになったと告白し話題となったばかりだった。
1976年に別れるまでティナに暴力をふるい彼女の人生を支配していたことでも知られているアイクだが、ティナは当時こう語っていた。
「年寄りになったし、もう彼を許している。彼との仕事はなしだけどね。一度ツアーをやらないかって彼から頼まれたの。でも私は『絶対にしない』って。アイクは、許してまた自分の人生に迎えることができる類の人間ではなかった。全ては過ぎ、忘れ去られたわ。夢って何なのかしら。それはまだ存在する、暴力や怒りといったものとは無縁に。私はまだ自分の内に抱えているものがあるのかもね。(あの頃は)ひどい気分だった。ノーと言う術も知らずに、仕事漬けでね。(アイクとの)問題を取り扱う能力もなかったんだと思う」「暴力を振るわれたわ。彼は私が自分を置いて出て行くんじゃないかって不安だったのね。他の女性もいたけど、彼女らが悪かったわけじゃない。定期的な虐待があったの」
(BANG Media International)