プリンスの遺族、死因を巡り病院を訴える

 プリンスの遺族が、彼の死の1週間前に処置を施した病院を相手取り訴訟を起こしている。2016年鎮痛剤フェンタニルの過剰摂取により57歳の若さで亡くなったプリンスだが、つい先週、ミネソタ州カーバー郡検事局からの声明によって、彼の死に事件的要素は見当たらないとの結果が下されたばかりだった。そして今週プリンスの遺族が死の直前に彼が搬送され、診断と処置を行ったイリノイ州にある病院、トリニティ・メディカル・センターに訴えを起こす運びとなった。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、プリンスの遺族は4月15日未明に同病院に到着したプリンスが「不適切な医療処置」を施されたとして、彼の死因は、病院側がその過剰摂取を正しく扱わず、原因追究、そして適切なカウンセリングに失敗したことによるとしている。

 遺族の弁護士らは声明の中でこう記述している。「プリンスの身に起こったようなことがアメリカ中の家族に起こりつつあります。彼の遺族は裁判を通して、このような状況に明かりを灯し、多くの命が救われることを望んでいます。プリンスの死が他人の命を救う助けとなるなら、それも無駄ではなかったということです」

 また、訴状には同病院とその親会社、その病院でプリンスの処置を担当した医師と薬剤師もしくは薬局の従業員とされる人々の名が挙げられていて、他にもドラッグストアチェーンのウォルグリーンズが、プリンスに不適切な医療目的で麻酔性の処方薬を与えたとして遺族から同様の訴えを起こされることとなった。(BANG Media International)

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