チェスター・ベニントンの未亡人、メンタルヘルスのキャンペーンを実施

 チェスター・ベニントンの妻、タリンダ・ベニントンがメンタルヘルスのキャンペーン「チェンジ・ダイレクション」を始めた。昨年7月に自らの命を絶ったチェスターだが、 タリンダは、生きていれば今月20日に42歳となる夫の思い出と共に、悩みを抱える人々へ助力したいと表明している。

 それは7日、タリンダのツイート「チェスターの誕生日を受けて、『チェンジ・ダイレクション』を皆にお願いするわ。3月20日は5つの心の健康を象徴して片手を掲げた写真を投稿して。手のひらには『私が変化だ』と書いてね。変化とは私たちの中で始まるものだから」という呼びかけから始まった。

 同キャンペーンは5つの心の病気として「人格変化、動揺、引きこもり、自己管理不足、絶望」を定義し、「自己管理、他人への相談、関係性、リラックス、5つの心の病気への理解」といった5つの行動をふまえて心の健康向上を促すことを目的としている。

 また、今年タリンダはカナダでの安全サミットにも参加し、メンタルヘルスについての議論中「ソーシャルメディアは私に多大なサポートをしてくれましたが、同時にいつだって、彼が死んだ、彼を助けなかった、彼をちゃんとケアしなかったと私を責め続けています」「彼らがネットを通してこういった非道なことを私にしてくる理由について誰が知りえるでしょうか?それは心を小さくも刺す行為です。しかし私が心に留めなくてはいけないのは私の責任ではない、私たちの子供のでも、バンドのでもない。誰の責任でもないということです」とSNSの危険性について注意喚起をしていた。

 そしてチェスターの生前、自分たちはもう大丈夫と甘く考えていたことを認め、タリンダはこう続けた。「夫には自殺未遂の過去がありました。でも私は彼の状態が酷かったからだって過去の問題として言い聞かせていたのです」「だからチェスターが亡くなる前、私は不覚にも自分たちはもう自由になったと考えていました。最愛の友人クリス・コーネルが自ら命を絶った時、私は『大丈夫、チェスターはクリスが亡くなってからの(クリスの妻)ヴィッキーと彼らの子供の状況を見ているし、クリスのようなことには絶対にならない』と思っていたのです」 

(BANG Media International)

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