ロンドン火災チャリティーシングル、ブライアン・メイとナイル・ロジャースも参加
ブライアン・メイとナイル・ロジャースが、先日ロンドンで起こったグレンフェル・タワー火災の被害者に向けたチャリティーシングルに参加していることが分かった。先週ロンドン西部で発生し、現在のところ70名以上の死者を出したとみられているこの火災の犠牲者のため、サイモン・コーウェルが発足した同シングルで、クイーンのギタリストであるブライアンとシックのナイルがすでにレコーディングを済ませたという。
ブライアンは69年のその人生の大半をその地域で過ごしたといい、今回のプロジェクトに参加する必要性を感じたようだ。
ロビー・ウィリアムスは19日に行われ、ナイルをはじめ、ザ・フーのロジャー・ダルトリー、ワン・ダイレクションのルイ・トムリンソンらが参加したという西ロンドンにあるサーム・スタジオでのレコーディングの様子についてこう語っている。「すごく上手く行っているよ。もちろんここ数日間は全ての人たちにとって信じられないような日々だけどね。スタジオ内は盛り上がっているけど、まだやることはたくさんあるよ」
そしてザ・フーのギタリストであるピート・タウンゼントはこのシングルのへの参加だけでなく、今回の火事で全てを失った知り合いの4家族に対して寄付をしたそうだ。ピートはザ・サン紙とのインタビューで「何かしてあげたいんだ。小切手を何枚か切ったよ。あのビルに住んでいた4家族を知っているんだ」「ある母親は娘を失い、2人の幼い女の子は昏睡状態だ」「あるスペイン人の少女はピアノを習っていた。彼らは10階までピアノを運び入れたっていうのに、今はもちろんなくなってしまったわけだ」と話す。
ほかにもスパイス・ガールズのジェリ・ホーナーやジェシー・J、リタ・オラ、ストームジー、ケリー・ジョーンズ、ジョン・ニューマン、エミリー・サンデーらが参加しているこのシングルはサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」のカバーとなっており、プロデューサーのコーウェルはその出来にとても満足しているという。「すごいよ。鳥肌が立つね。とにかく美しいんだ」「みんなあのひどいニュースを見て、それに対する反応がすごいんだ。みんな何かしたいと行動を起こして、僕の電話は先週末中、鳴りやまなかったよ」
このチャリティーシングルは21日にリリースされるのではないかと言われている。
(BANG Media International)