プリンス、ノトーリアス・B.I.G.とのコラボを断っていた

 プリンスがノトーリアス・B.I.G.とP・ディディとのコラボを断っていたという。ディディによれば、友人のビギーことノトーリアス・B.I.G.と共にプリンスとのコラボを企画したが、当時女性を冒とくする表現が圧倒的に多かったヒップホップというジャンルには関与したくなかったことから、2人からのオファーを断ったのだそうだ。

 ディディはリヴォルトTVのインタビューでその当時について「俺たちはプリンスと会ったんだ。でも当時の彼はヒップホップをあまりよく思っていなかったから、上手くいかなかったんだよ」「でも俺たちの関係は悪くなかったから、彼の曲をサンプリングしたりはしていたよ」と振り返る。

 コラボこそ実現しなかったとは言え、ビギーとディディが自身の曲をサンプリングした曲の仕上がりには満足していたそうで、「彼は自分のフレーズを見返して、俺たちのこととか全てを誇りに思ってるって言ってくれたもんさ」「彼はたぶんビッチとか売春婦みたいな表現に関して当時はとても保守的だっただけだと思うんだ。ヒップホップ界にとって大きな意味を持つ瞬間だったね。自分たちが口にしていることに対してある種の責任を持ち、よく考えるように思わされた時だったよ」と語った。

 そんなディディは先日、1997年に24歳の若さで銃弾に倒れたビギーの死をいまだに乗り越えられないと明かしていた。

(BANG Media International)

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