大腸がんなど公表LUNA SEA真矢 車いす姿で祭り参加→立ち上がり「必ず復帰する」と力強く宣言 地元民が沸騰 石黒彩の姿も

 5人組人気ロックバンド・LUNA SEAのドラマー・真矢が27日、神奈川・秦野で行われた、同市最大の観光イベント「第78回秦野たばこ祭」(28日まで)に出席。8日に脳腫瘍と、2020年にステージ4の大腸がんと診断されたことを公表してから初の公の場となった。

 国民的バンドのメンバーに忍び寄った病魔が公にされてから約20日。「幼い頃から欠かさずに参加してきました」という、地元・秦野最大の祭りに真矢の姿はあった。

 以前からアナウンスされていた通り、この日は車いす姿で登場。メイン通りから車で移動してきた真矢は法被に帽子姿で姿を現すと、身動き取れないほどに大勢集まった地元民から「真矢さーん!ありがとう!」「頑張れー!」と盛大にエールが送られた。

 真矢はかけられた言葉一つ一つに耳を傾け、うなずき「ありがとう」と感謝を口にし、笑顔を見せた。そのまま地元民との集合写真撮影を終えると、おもむろに車いすから立ち上がり、メガホン片手に「先月末(脳腫瘍が)発覚しちゃって体調悪かったんですけど必ず復帰して、ドラムのスティックを持てる日が必ず来ると思うのでそれまでちょっと待っててください」と力強くカムバックを宣言。「この通り元気ですので、安心して、たばこ祭りを楽しんで!今日はどうもありがとう!」と明るく続けた。

 その後真矢は、子供が太鼓を体験する場所へと赴き、声をかけるなど地元民と交流。太鼓は「6歳の頃からバチを握り自分のドラムのルーツにもなってます」という。真矢と帯同する関係者の列には法被姿の妻・石黒彩の姿もあった。そしてみこしパレードの出発式典にも出演するなど、登場から約1時間。地元のスーパスターとして、最後まで明るく振る舞っていた。

 祭りに参加するにあたり、真矢は報道関係各社へ事前にコメントを寄せた。

 【以下全文】

 地元で一番大きいお祭りの秦野たばこ祭は、幼い頃から欠かさずに参加してきました。6歳の頃からバチを握り自分のドラムのルーツにもなってます。LUNA SEAのスケジュールが決まる前にこの2日間は毎年空けてもらうようにしているくらいです笑

 それくらい、とにかくお祭りが一番好きなんです、大事なんです。

 特に2023年よりはだのふるさと大使に就任してからは、祭囃子を後世に残したいという想いで「秦野祭囃し社中」を結成して、お祭りを更に盛り上げられるよう活動もしてきました。

 今年は体調を崩してしまいましたが、どうしても秦野たばこ祭だけは、例年とは違う状況にはなりますが少しでも参加したかったので無理を言って参加しました。参加している皆さんは秦野たばこ祭を思う存分楽しんでもらえたらと思ってます。

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