【ポスト石破】ネット荒れる 高市早苗氏 突然、外国人が奈良のシカ蹴り虐待と怒りの総裁選発言 橋本氏の「根拠は?確かめたんですか?」追及に答える
自民党総裁選に立候補した5氏が24日、日本記者クラブ主催の「立候補者討論会」に参加した。
質疑応答で日本記者クラブ企画委員の橋本五郎氏(読売新聞特別編集委員)が、高市早苗氏に22日の所見発表演説での発言について質問した。
高市氏は所見発表演説で、万葉集のシカが登場する和歌をよんだ。
「高円の~秋野の上の朝霧に~妻呼ぶ雄鹿~出で立つらむか~」
牝鹿と牡鹿の様子をめでた後に、突然、地元の奈良の話になり「そんな奈良のシカをですよ、足で蹴り上げるとんでもない人がいます」「外国から観光に来て日本人が大切にしているものをわざと痛めつけようとする人がいるんだとすれば、皆さん、何かが行きすぎている、そう思われませんか?」と述べていた。
発言後からネットでも「外国人だという証拠は?」との指摘が相次いでいる。
橋本氏は、「ふるさとを愛し、日本の文化を愛する文脈の中で話されるのかと思ったら、シカが出てきて、外国観光客がシカを蹴り上げたり、神社の鳥居を鉄棒に見立てると批判されていたが、これは根拠はどこにあったんですか?動画は流されているようだが、根拠はあったんですか?確かめたんですか?」と質問した。
最初は笑顔で聞いていた高市氏の表情が厳しくなり、「自分なりに確認をいたしました」と述べた。
「奈良公園のシカも被害を受けておりますし、そしてまた落書きでしたり、鉄棒のように使っておられる。こういったものが流布されているということによる、私たちの不安感、そして怒りというものはある。これは確かなことだと思っております」「静かにふつふつと多くの日本人の中に芽生えている不安や怒り、そういったことをどう改善していくか、そこにも取り組みたいという思いを申し上げました」と回答した。
