カンテレ新社長 フジテレビの前社長提訴方針を「大いなる決断」と評価 大多氏への提訴は考えず
フジテレビ系列・関西テレビ新社長に就任にした岡宏幸氏が19日、大阪市内の同社で会見した。
フジテレビに関する一連の騒動の中で、カンテレでもスポンサーからのCM差し止めなどが発生。減収につながっているが、「なんとか攻めの姿勢で手数を増やして、逆風に負けない推進力で前のめりに進んでいきたい。この1年を第二の創業と位置づけたいと思います」と、決意を述べた。
また、フジテレビが港浩一前社長と大多亮元専務取締役を提訴する方針を示すなど、改革へ向けた動きを見せていることに「フジの改革を着実に進めていくために、大いなる決断をされたな、という印象を持っております」と、評価した。
一方、大多氏は4月までカンテレ社長を務めていたが、「当社の売り上げのマイナスに大多社長の責任、因果関係を見つけにくい、と、今のところは考えている。提訴するということは考えていない」と、法的責任について問う考えはないとした。
