テレ東・嶺百花アナ 度胸とメモで突き進む!「先輩方の温かさを感じてます」元お天気お姉さん&証券ウーマンの異色経歴

 テレビ東京の嶺百花(みね・ももか)アナウンサー(24)が、持ち味の度胸を生かし、出演番組で堂々とした振る舞いを見せている。青学大在籍時にTBS系情報番組「THE TIME,」のお天気キャスターを務め、週刊誌の「好きなお天気お姉さん」1位に輝く人気に。卒業後は大手証券会社に就職し、営業職で顧客との対話を重ねて社会人としてのスキルを身につけた。昨年10月に中途入社後は、自身で名付けた「ミネメモ」に一日の出来事を書きまくり、日進月歩を続けている。

 学生時代はお天気キャスターを務めたが、就職活動ではアナウンサーの道に進むことができず、証券会社に就職した。それでも、1年が過ぎても夢は捨てきれなかった。そんな矢先にテレビ東京の募集を知り応募。内定の知らせに、電話口で母親と抱き合い喜びを分かち合ったという。「一度は諦めたのですけど、アナウンサーへの夢はずっとありました。特にテレビ東京に行きたいなと思っていました」と明かした。

 第一志望がなぜ、テレビ東京だったのか。その理由は前職にある。証券会社社員は、大多数がテレ東の経済番組を見る。自身も「朝4時に起きて、まずは経済新聞を読む。その後、携帯で『テレ東BIZ』のモーニングサテライトを電車で見るのをルーティンにしてました」。その結果、テレビ東京への興味がじわじわと湧いてきた。

 勤めていた証券会社は売上高国内トップクラスとあって、日々の営業も厳しかった。「50件ぐらい飛び込んで、1件会ってもらえるかどうかの世界でやっていたので、心も体も鍛えられた部分はあります」と笑って振り返る。研修期間中、電話のアポ取りで社名を名乗った途端に、容赦なく切られることも。それも成長への道ととらえ、必死に前を向いた。

 困難に立ち向かうガッツは「幼少期から身についていたかも」という嶺アナ。二卵性双生児の姉で、弟との“生存競争”を繰り広げて育った。「唐揚げを大きいお皿に出してもらえた時とか、いっぱい食べられるのは早い者勝ちでした。ご飯を食べるのも競争でした」と振り返る。

 さらに高校時代は、チアリーディング部でトップポジションを務めた。一番上に乗り、下で支えてもらっているチームメートに空に向かって放り投げられる役割。「高所恐怖症だったんですけど、それ以上に先輩や部則の方が厳しくて『やらなきゃ』と」と笑う。厳しい環境に身を置くことが多く、結果として抜群の度胸が育まれた。

 局アナになり、学生時代とは意識が変わった。ニュース番組では緊張の連続という。「局アナの経験もなく、ニュース原稿も読んだことがない。発声の仕方も知らないところから始まったので、先輩方に教えていただきながら今、努力をしているところです」。大先輩の佐々木明子アナウンサー(55)には、勤務外でもLINEに質問し、教えを受けていると感謝する。「先輩方はいろいろ、自分ごとのように目線を合わせて教えてくださるので、温かさを感じています」。

 学生時代から日々の出来事をつづる「ミネノート」を付けてきたが、就職後はそれまで以上に気づきが多く、記すことが圧倒的に増えた。その結果「先輩の教えや出演した番組で気づいたことを『ミネメモ』に記してます」へと変化した。目標は経済番組のメインキャスター。夢の実現へ向け、日々メモ帳に書きなぐっている。

 ◇嶺百花(みね・ももか)2000年7月4日生まれ。東京都出身。A型。青山学院大卒。大学時代は体育会ゴルフ部に所属し。ベストスコアは93。21年10月からTBS系情報番組「THE TIME,」のお天気キャスターに出演。24年10月に入社後「スポーツ リアライブ~SPORTS Real&Live~」「WBS(ワールドビジネスサテライト」「RACING LABO SUPER GT + KYOJO」などに出演する。座右の銘は「即今只今」。

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