中山美穂さんは「まぶしすぎて見えないぐらい。美しかった」 名作「Love Letter」30周年で酒井美紀が証言

 昨年12月6日に54歳の若さで急逝した女優で歌手の中山美穂さんの主演映画「Love Letter」の公開30周年を記念して4日、4Kリマスター版が公開され、共演の豊川悦司と酒井美紀、本作が長編映画デビュー作となった岩井俊二監督が都内で初日舞台あいさつを行い、中山さんの思い出を語った。

 1995年に公開された本作で一人二役を演じた中山さんはブルーリボン賞など四つの主演女優賞を獲得し、女優としての代表作となった。

 岩井監督は中山さんの急逝を「あまりに急なことだったんで衝撃だった。いまだに受け止め切れていない感じではある」と吐露。4Kリマスター版の制作作業について「美穂ちゃんに喜んでほしくてなんとか間に合わせました」と打ち明けた。

 最初に会った時に中山さんから「私あんまり映画好きじゃない」と言われ、「これはお断りだろうか」とうろたえつつも、「一緒に映画を作って、終わった時には映画を好きになっていたらいいですよね」と取り繕ったという秘話を披露。

 岩井監督から見た中山さんと、中山さんから見た中山さん自身のギャップを指摘して「そこの分かりにくさみたいなものが中山美穂の中山美穂たるゆえんだったのではないかと思う。あの独特な、なんとも見飽きない美しさと表現力につながっていたのかなと思うんで、彼女の中のラビリンスの一端を垣間見たような印象がありましたね」と、女優・中山美穂の魅力を分析した。

 また、中山さんの少女時代を演じた酒井は、ロケバスでの初対面を「まぶしすぎて見えないぐらいでした。美しかった」と振り返っていた。

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