玉川徹氏 フジ会見の日枝久氏の出席必要性指摘「日枝さんの決定がポイント」 識者「企業風土作ったのは日枝さん」
元テレビ朝日社員の玉川徹氏が24日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。フジテレビが27日にフルオープンな形で記者会見を行うことついて言及した。
番組では、中居正広さんの引退発表や、前日に行われたフジテレビの臨時取締役会、社員説明会について約1時間半にわたって特集した。取材者を限定、映像不可とした17日の会見が大きな批判を浴びたことを受けてフジテレビは27日に完全オープンな記者会見を開催することを決めた。
亀井正貴弁護士は、会見でのポイントとして「もう信頼は失っているわけですよね。第三者委員会の結果を待たずに、信頼が回復することはもうないと思うんですよね。その中で経営陣に今、できることというのは正直に話すということだと思うんですよね。例えば、自らの問題で問題性があったんだとしたら、自分のことは普通分からないから、さらに客観性を保って反省点をちゃんと言う。もし言えないんだったら言えないという。正直に対応するということだろう思う」と述べた。
玉川氏も「正直に対応できるかということですね」と賛同。会見まで時間がないことから、中居氏と女性のトラブルに対するフジテレビ側の関与について説明は難しいとしつつも、「トラブルが起きた後の会社としての対応、これは一体どうだったのか、これを正直にしゃべることですね。なぜ番組を終わらせることがなかったのか。今聞いている内容からすると釈然としない」と、トラブル後も中居氏の冠番組を継続させた理由について説明する必要を強調した。
さらには前回の記者会見方法についても、「会見がなぜああいう会見になったのか。これは社長だけの判断だったんですか?社長、会長だけの本当に判断でああいう会見になったんですか?本当に、日枝さんはそこに判断を入れてないんですか?すべてに関してですけどね」と、フジサンケイグループ代表で、フジテレビ取締役相談役の日枝久氏の名前を挙げた。
「第三者委員会の問題もありますし、会見の問題もありますし。それからトラブルの後の対応。そこに役員達がどういう判断をしたのか、それは話せると思うんですよ、正直に。そのためには日枝さんに出てもらわないといけないですね、会見に。日枝さんがどういう決定をしたのかっていうことは、多分最終的にはポイントになると思いますので、正直に話すということであれば、日枝さんが参加することが必要。労働組合が言っている通りだと思います」と指摘した。
亀井氏も「企業風土に問題があって、それを作ってきたのは日枝さんしか考えられないので。港社長も、忖度する立場の人たちだと思うんですよね。どこまで本当のことをしゃべれるか。根本の日枝さんの登場は必要だと思いますね」と同調した。
玉川氏は「むしろ正直にしゃべらないで、第三者委員会で明らかになったら、終わりですよ。優秀な人、いっぱいいるし、志のある人いっぱいいるの僕知ってますから。フジテレビは守らなきゃいけないと思うんですよ。メディアとして。問題が経営陣にあるんだとしたら、経営陣が責任を取るべきなんだと思います」と語った。