大多亮氏「我々としては最善と思ってやっていた」中居との接触「女性にとっていいことかと考えてしまった」カンテレ社長が定例会見

 会見に出席した大多亮社長=22日
 会見に出席した大多亮社長=22日
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 関西テレビの定例社長会見が22日、大阪市内で開かれた。タレント中居正広の女性トラブル報道にフジテレビ局員が関与していたと報じられている問題で、フジテレビで数々のトレンディドラマを手がけた大多亮社長が、質疑に応じた。

 17日に行われたフジテレビの会見と違い、テレビカメラも認められ、時間制限なしで実施された。

 ウェブ媒体、業界誌なども含む27社47人が参加した会見は、午後4時30分にスタート。カンテレ側は、大多氏のほか、喜多隆専務、妻屋健常務ら6人の幹部が出席した。

 専務取締役としてフジ在籍時に中居正広の女性トラブルが起きた立場として大多氏は、硬い表情で席について一礼して着席。中居の女性トラブルについての質問を受けた。

 自身がトラブルを把握した時期を聞かれ、「時期は難しいが、事案からほどなく報告が上がっている。非常に重い、案件だなと思いましたし、ある種の衝撃を受けました。女性のプライバシー、人権のケアをどれだけしっかりやらないといけないかを強く思った」と語った。

 被害女性が公にしたくない意思を明らかにしたが、「これは社長にはあげなければならない、止めておくことも考えられないこともないが、私の判断で社長にあげた、その日のうちにあげた記憶がある」と港浩一社長に報告したのは自身であることを認めた。

 その上で、中居と接触したかを問われ「中居氏からのコンタクトはあったわけで、その中で話は聞いているということ。どういうことがあったのか中身を申し上げられません。中居氏に対して聞いていくことがその女性にあまりいい影響がでないのではと思っていた」と話した。

 その上で「中居氏の方にコンタクトしていくことが女性にとっていいことなのか、というのは考えてしまったのは事実」とコメント。「詭弁に聞こえるかも知れませんが、彼女を守るためには、いろんな動きをすることが彼女のためにならないのでは、と思っていた、中居氏を守っていたように見えたかもしれない」と素直に語り、「問題がなかったとは思っていない。もっとできたのではないか。他にいい解決策がなかったかと思う」と話した。

 一方で「我々としては当時、これが最善と思ってやっていた、企業ガバナンス的に足りないならしっかり調査しないといけない」と顔をしかめた。

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