亀井弁護士、フジテレビの調査委員会に疑問「信頼性が全く違う」と第三者委員会設置の必要性指摘「会社の意思は一切、拒否」
弁護士の亀井正貴氏が読売テレビ・日本テレビ系「ウェークアップ」に出演。17日に中居正広の女性トラブルに関連して、フジテレビの港浩一社長が行った会見について言及した。
来月末予定の定例会見を前倒しする形で開催され、会見の中で、港社長は、第三者の弁護士を中心とする調査委員会を新たに設置し、事実関係を調査することを明らかにした。
これについて、亀井氏は「基本的に今、問題となっているのは、中居さんと被害女性との間の問題ではなくて。もちろんそこは前提ですけど、フジテレビの企業統治のあり方、安全配慮のあり方というところが問題になっていると思う」と前置き。「事実を確実に明らかにしたうえで公表するというのが大事ですから。その意味で一番大事なのは、調査のあり方として、外部の弁護士とは言いますけれど、やはり大事なのは日弁連のガイドラインを受けたうえでの第三者委員会。第三者委員会というのは何が違うかというと、完全に独立性が担保されるので」と、第三者委員会を立ち上げる必要性を説いた。
続けて「調査内容についても会社が全面的に協力します。今回やっていくとしたら、広範囲にアンケートを募って。かつ社長、幹部職員も全部含めた上での、LINE、メールとか、デジタル関係も明らかにしていって、事実を明らかにしていく。公表するときにも会社の意思というのは一切、拒否して。内容の公表も全部、その委員会でやっていく。元検察官とか裁判官の経歴がある人とか、こういうようなセンシティブな問題に精通した人を入れた上で、本気になってやらないと」と述べた。
中谷しのぶキャスターが「今回は独立した第三者委員会ではなくて、第三者を入れた委員会ということになるわけですね?」と質問。亀井氏は、調査方法が第三者委員会が行う場合と同じになる可能性を指摘しつつも、「信頼性が全く違いますね。独立性がどこまで担保している組織なのか、そういう制度なのか、信頼性が違うので。日弁連でのガイドラインを受けた上でやる必要があると思いますね」と述べた。