高橋洋一氏 兵庫県知事は「どこかで辞める」後任知事候補に実名挙げる「官僚と違うタイプ 政策論はあり」

 元財務官僚で経済学者の高橋洋一嘉悦大教授が11日、YouTubeチャンネルを更新。パワハラ疑惑に揺れる斎藤元彦兵庫県知事について私見を述べた。

 「改革系の知事が来たから職員の間で猛反発があったという話もあるし、天下り先をボンボン切っていたりしたから、すごい反発があったという話も聞いたことがある」と同情の余地を指摘。それでも「やっぱり公益通報に対する対応は致命的にミスった。たとえ自分をおとしめる怪文書と思っても、一応、公益通報になるから、初手としては客観的なところに調べさせるとか、自分でやっちゃダメ。そこが完全にミスって、致命的。取り返しがつかない」と文書に対する処理の仕方が間違っていたと断じた。

 「県政を運営するのは無理だから、普通はどこかで辞める。辞めないとリコールで辞めさせなきゃいけないけど、結構難しい。あと1年ちょっと(の任期)だから粘ってずっとやると言っても、ずっと何もできない状況が続くから、そこまでは普通はやらない」と読み解いた。その上で「県政を混乱させた責任を取る」という理由で辞職する道を選ぶと推論した。

 60年以上にわたって、総務省出身が知事を務めてきたが経緯があり、「そろそろ官僚依存の知事はやめてねっていう動きが出る」と予想。そこで「石丸さんみたいな人に可能性があるんじゃないの?」と7月の東京都知事選で善戦した石丸伸二氏の名前を挙げた。

 石丸氏が都知事選で「東京一極集中反対」を主張した際には首をひねった高橋氏も「兵庫県知事でそれなら政策論としてはありだし、官僚と違うタイプが来るのはいいと思う」と歓迎した。

 「辞めろといって、目星ついてないなんて、あり得ない」とすでに各党ごとに何人かの後任候補のリストがあると予想。そこに石丸氏の名前があってもおかしくないとした。

 

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