「菊池寛賞」に前侍ジャパン・栗山英樹監督、東野圭吾氏、野沢雅子ら5人が選出

 日本文学振興会は11日、「第71回菊池寛賞」の受賞者が、作家の東野圭吾氏、歌舞伎俳優の片岡仁左衛門、野球日本代表「侍ジャパン」で監督を務めた栗山英樹氏、声優の野沢雅子、東京新聞・小沢慧一記者の5人が決まったと発表した。受賞者には置き時計と副賞として100万円が贈られ、贈呈式は12月上旬に都内で行われる予定。

 東野氏は、デビュー以来40年近くにわたり、ミステリー小説の世界をけん引したこと、仁左衛門は十五代目として上方歌舞伎の大名跡を四半世紀にわたり務めたことが評価された。

 栗山氏は「侍ジャパン」監督として今年のWBCで日本を世界一に導き、人々に感動を与えるとともに、野球の魅力を再認識させたことが受賞につながったとしている。

 野沢は日本を代表する声優として世代を超え愛され続けたこと、小沢氏は南海トラフ地震の発生確率が水増しされた数字で、予算獲得のために科学が歪められている実態を取材によって明らかにしたことが受賞理由としている。

 同賞は、文藝春秋創業者の菊池寛が日本文化の各方面に遺した功績を記念するための賞として創設。文学や演劇、映画、新聞、放送、雑誌・出版及び広く文化活動一般の分野において、その年度に最も清新かつ創造的な業績を上げた故人・団体、永年にわたり多大な貢献をした人・団体に贈られるとしている。

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