松尾潔氏 山下達郎“激白”に反論「社会的弱者への共感と配慮を著しく欠いていた」
音楽プロデューサーの松尾潔氏(55)が10日、自身のツイッターを更新し、ジャニーズ事務所への発言と自身の「スマイルカンパニー」契約終了の関連性に改めて自筆テキストで説明した。一連の騒動をめぐりシンガー・ソングライターの山下達郎(70)が自身に寄せたコメントに反論。「社会的弱者への共感と配慮を著しく欠いていたのも非常に残念でした」などとした。
山下による7分間の“激白”から一夜。松尾氏が、その内容に“疑義”を呈した。
松尾氏は日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜、後1・55)にメッセージを寄せる形で山下の発言に反応。その理由を「番組側が『自筆テキスト、切り取りなしの全文紹介』の条件を呑んでくれたから」と説明し、同様の内容の文書をツイッターにアップした。
山下のラジオでの発言内容について「内容には事実を歪めかねない箇所がいくつかあり、また社会的弱者への共感と配慮を著しく欠いていたのも非常に残念でした」とした。
自身のことを「松尾氏」という表現をしていたことに「〈この人と自分の間には結構な距離がありますよ〉というイメージ誘導の意図を感じずにはいられません」と指摘。また、自身との交流が「年にメールが数通という関係」としたことについても「会った回数やメールの本数で〈親密さ〉を数値化するような考えかたは、アーティスト山下達郎が最も忌避してきたものではなかったでしょうか」とした。
また、自身とスマイルカンパニーとの契約解除の理由を「他にもいろいろある」としつつも具体的に言及しなかったことについて「ご自身を『いちタレント』と位置付けた達郎さんが、ではなぜその〈いろいろ〉な〈理由〉をご存知なのか。それは何なのか、私が教えていただきたいほど。漠然とした何かを匂わせるような物言いは不適切であると考えます」と主張した。
さらに、山下が事務所と松尾氏の関係を「顧問料をいただく形での業務提携」と説明し「解雇には当たりません」などと話したことに「私も『解雇』という表現は一度も使っていません」とし「同じ事務所に所属している他のタレントの契約内容のデリケートな部分をご自身のラジオ番組で語る姿勢は不適切で、大いに問題があると考えます」と批判した。
山下の発言の大部分に“反論”した松尾氏。ただ、文書アップ後に、再びツイッターを更新し「ぼくは達郎さんを敵対視なんてしてませんから!」と敵対関係は否定した。