がれきの下で赤ちゃん誕生、母親は死亡 トルコ南部震源に発生の大地震 シリア北西部で
トルコ南部を震源に6日未明に発生した大地震で被災したシリア北西部ジンデリスで、がれきの下から生まれたばかりの女の赤ちゃんが救出された。発生から約10時間後に泣いているところを発見。母親アフラーさんはがれきに埋まった状態で出産し、まもなく死亡したとみられる。父やきょうだいも地震で死亡した。AP通信が8日までに伝えた。
アフラーさんと赤ちゃんはへその緒でつながったまま。近隣の病院医師は「母親は出産中は意識があったはず」と語った。地震直前に生まれていたら、寒さで何時間も生き延びることはできなかっただろうとも述べた。
トルコ、シリアの当局などによると、両国の死者は8日までに1万1千人超となった。