女優・とよた真帆（５５）が２２日、都内で、最終審査員を務めた「第４４回ぴあフィルムフェスティバル『ＰＦＦアワード２０２２』」の表彰式に出席した。

　夫で映画監督の青山真治さん（享年５７）を、今年３月に頸（けい）部食道がんで亡くしたが、同映画祭で青山さんの作品が特集されたことに感謝。とよたも出演した「月の砂漠」など５作が上映され、「夫もとても喜んでると思います。いろんな作品が目に触れてもらえ、光栄で幸せです。映画を命がけで撮って、人生の全てをささげた青山真治の横に居た者として、映画ってマジであると思っているんです」と、亡き夫がスクリーンに込めた情熱を代弁した。

　グランプリは河野宏紀さん（２６）の「Ｊ００５３１１」が受賞。注目を浴びた若き才能を、とよたは「稽古を重ねて、精神を落としていたところに感動しました。ずっとこれからも希望を持って、映画を作ってもらいたいです。マジを見させてくれてありがとうございます」と激励していた。