KinKi Kids デビュー25周年 東京ドーム単独アーティスト公演最多記録更新

 人気デュオ・KinKi Kidsが7日、東京ドームでデビュー25周年記念イベント「24451~君と僕の声~」を開催した。「硝子の少年」、「ボクの背中には羽根がある」など計14曲を披露したほか7度のMCで楽しませ、5万5000人に四半世紀分の愛と感謝を捧げた。この日で2人による東京ドームでの公演は62回を数え、単独アーティストによる同会場での公演の最多記録を更新した。

 「こんばんは、なにわ男子…あ、KinKi Kidsです」。

 「なかなか自分のグループ名、覚えないねぇ」。

 冒頭から盛大にボケをかました光一と、冷静にツッコむ剛。あうんの呼吸で5万5000人をひとつにし、エンターテインメントの世界へといざなった。

 数々の名曲を、伸びやかなハーモニーで響かせた。10代の頃にリリースした「ジェットコースター・ロマンス」や、最新曲「Amazing Love」まで計14曲。懐かしさとともに、進化し続けた2人の円熟味が際立つ。ステージ上にはこれまで着用してきた衣装を飾り、メモリアルな空間を演出した。

 バラード曲「このまま手をつないで」ではフロートに乗り、客席の通路を巡った。デビュー20周年を迎えた2017年、突発性難聴を患い記念ステージに立つことがかなわなかった剛の発案だった。「以前はファンの皆さまの近くに行くことができなかった。愛してると思える人がこんなにたくさんいる幸せを、かみしめながら生きていきたい。たくさんの愛をありがとう」と感極まった。

 ともに25年の年月を歩んできた2人。光一は「いろんな奇跡が重なって、この2人で活動することになって。歴史の中で地球が存在して、今この時代に生きていてその2人が組まされるってとんでもないこと。2人を出会わせてくれたジャニーさん、ありがとう」と19年に亡くなったジャニー喜多川前社長への感謝を口にした。

 剛も「静と動くらい違う、全く違う2人。でも両極端に違う性質の2人が何か作るから面白い」と、お互いにしか分からない固い絆を口にした。

 東京ドームでの記録も更新した。単独アーティストによる同会場での公演はこの日で62回。計341万3000人を動員した。剛は「ここに足を踏み入れると、ベンチから見守ってくれたジャニーさんの姿がよみがえってきます」と恩師を思い浮かべ「新たな挑戦や違うステージに向かっていくための勇気をもらった場所」と道のりを振り返った。

 大きな節目を刻んだ2人。これから先、どんな景色が待っているのだろうか。「長い目で見る目標は常に設定してこなかったので、だからこそ、何かもっともっと、という思いが生まれる。そのスタンスは変わらない。新しい奇跡を、みなさんと作っていきましょう。冬、ここで会いましょう」。光一は次なる約束をした。

 ◆堂本光一(どうもと・こういち)1979年1月1日生まれ。兵庫県芦屋市出身。主演ミュージカル「Endless SHOCK」は00年11月の初演から通算1901回公演を数え、ライフワークに。舞台「ドリームボーイズ」の演出も手掛ける。大のモータースポーツ好きとして知られる。野球は巨人ファン。B型。メンバーカラーは赤。

 ◆堂本剛(どうもと・つよし)1979年4月10日生まれ。奈良県奈良市出身。抜群の歌唱力を誇り、作詞や作曲をはじめ、書道などアーティスティックな才能の持ち主で知られる。故郷・奈良をはじめ平安神宮などで開催するソロコンサートは恒例に。日本テレビ系ドラマ「金田一少年の事件簿」の初代金田一。AB型。メンバーカラーは青。

 【25周年アラカルト】

▼全公演動員数 94年の日本武道館でのファーストコンサートから、この日までに501公演で993万6900人を動員

▼東京ドームでの総動員数 62公演、341万3000人

▼ステージセットに衣装 イベントのために過去に使用したステージ衣装の一部を集結。「硝子の少年」を初披露した際や、本人たちも覚えていない衣装、後輩に受け継がれている衣装まで、総点数252着がステージを彩った

▼公式YouTubeチャンネル 25周年を記念して7月18日に開設。デビュー日前夜の7月20日には東京ドームからカウントダウン生配信を実施

▼アニバーサリーポップアップストア 7月15日~8月14日までの期間限定で「Living with KinKi Kids」を渋谷で開催中。オリジナルグッズや過去販売していたショップ写真の復刻版などを販売

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