里見香奈女流四冠 女性初のプロ棋士目指し編入試験受験「全力を尽くします」
日本将棋連盟は28日、里見香奈女流四冠(30=女流王座・女流王位・女流王将・倉敷藤花)が棋士編入試験を受験すると発表した。8月から毎月1局プロ棋士5人と対局し、3勝すれば女性初のプロ棋士となる。
将棋連盟HPによると、編入試験受験申し込みを6月24日に受理したという。里見女流四冠は5月27日の棋王戦予選決勝で古森悠太五段(26)に勝利し、直近の公式戦成績を10勝4敗として、女性初となる受験資格を得ていた。合格すれば四段となり、フリークラスへ編入する。
里見女流四冠は島根県出雲市出身。04年10月1日に女流2級、20年4月1日に女流六段に。「全力を尽くしますので、静かに見守っていただけると幸いです。よろしくお願い申し上げます」のコメントを発表している。