中村勘九郎 朗読劇で8歳男児役など変幻自在「作品がどんどん進化」

舞台で熱演する中村勘九郎(撮影・開出牧)
舞台で熱演する中村勘九郎(撮影・開出牧)
舞台で熱演する中村勘九郎(撮影・開出牧)
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(40)が7日、東京建物Brillia HALLで行われた、主演を務めるスペクタクルリーディング「バイオーム」(8~12日、同所)の公開稽古を共演の花總まり(49)、古川雄大(34)らと行った。

 キャスト全員が1人2役を演じる異例の配役で、代々続く政治家一族とその家族を見つめる庭の草木たちを“新感覚”朗読劇として表現する同作。8歳の男児、家政婦の孫娘を演じる勘九郎は、声の抑揚と変幻自在の表情によって幼い役どころを見事に表現してみせた。

 勘九郎は当初、単なる朗読劇として稽古に臨んだというものの「作品がどんどん進化していき、ついていくのが大変でした。今でも難しく感じておりますが、短い期間で充実した稽古でした」と回顧。初日を前に「大変な状況下ではありますが、メッセージ性の強い作品になっておりますので是非ご覧いただき、多くのものを感じ取っていただけたらと思います」とコメントした。

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