リメーク「キャメラを止めるな!」カンヌ映画祭開幕上映 竹原芳子感涙「夢のよう」

 第75回カンヌ国際映画祭の開幕上映に参加し、拍手に包まれた竹原芳子(中央)=フランス・カンヌ(共同)
竹原芳子
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 カンヌ映画祭のオープニング上映を、日本映画「カメラを止めるな!」をリメークした、フランスのミシェル・アザナビシウス監督による「キャメラを止めるな!」(日本公開は7月15日)が飾った。

 ゾンビ映画を撮影することになった監督らを描くコメディー。社会現象を巻き起こす大ヒットとなったオリジナル版に続き、プロデューサー役で出演した女優の竹原芳子(62)が、監督、キャストらとカンヌのレッドカーペットに登場し、オープニング上映にも参加した。

 上映中、会場は終始爆笑に包まれ、拍手が沸き起こり、上映後は約5分のスタンディングオベーションが送られる熱狂ぶり。竹原は感極まって涙を拭い、「素晴らしい体験をさせていただきました。今も夢のようです。最高に幸せな瞬間でした」と感動していた。

 日本作品では「ある視点」部門に早川千絵監督の「PLAN75」が出品。クラシック部門で河瀬直美氏が総監督を務めた、昨年の東京五輪の公式記録映画「東京2020オリンピック SIDE:A」が上映される。先鋭的な作品を紹介するACID部門に山崎樹一郎監督の「やまぶき」が出品されている。

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